2011年6月1日(水)  日経産業新聞 「 哲学で拓くBIZテク 」

2011年06月01日

昨日、5月31日の日経産業新聞22面に
タイトル  「共同体の美徳、企業に道」
サブタイトル「サンデルに学ぶ‘倫理力’」で
大好きなハーバード大学の政治哲学者
マイケル・サンデル先生の記事が掲載されていました

サンデル先生によると
正しさを判断する基準には
大きく分けて3つあるそうです

①「功利主義」
 最大多数の最大幸福を実現するのが
 正しいという考え方

 この考えに基づくと
 利益を上げられるなら
 多少の不正はあっていいという考え方

②「リベラリズム」 
 個人の自由や権利を保障するのが
 正しいという考え方

 この考えに基づくと
 自分さえよければいいと結論になりかねない

③「コミュニタリアリズム」
 共同体主義とも訳されるサンデル先生の考え方です

 共同体の美徳を守ることこそ正しいという考え方

 共同体の美徳の根拠は
 私たちが一人で生きているわけではないという
 点に求められ、先生は
 「誰もが縦にも横にも広がる
  網の目の中で生きているのです」とも仰っておられます 

共同体の美徳を上手に活かして毎日を過ごしたいものです

ちなみに、いつか
「ビン・ラディン」さんの一件を
「Justice」という観点から
論じていただけないかと思います

見逃された方は昨日の日経産業新聞をご覧ください

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